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當麻寺。 [写真]

秋の三連休の最終日、すちゃらかフォトクラブの仲間と、かねてから自分が行きたかった、奈良は二上山の麓、當麻寺へと足を運んできました。

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當麻寺は、白鳳時代に創建され、奈良時代の三重塔を東西二基とも残す全国唯一の寺だそうです。

「當麻寺」
http://www.taimadera.org/

五木寛之氏の「百寺巡礼」でその存在を知り、五木さんが「生けるがごとく」と表現された中将姫像を一目見たいと・・・。

実際に行く前に折口信夫氏の「死者の書」を読み、中将姫のイメージを作り。

朝、8時半に近鉄阿倍野橋の改札前に集合。近鉄南大阪線で一路当麻寺を目指します。

阿部野橋からは吉野行きの急行にのり、古市で普通に乗り換える予定。
古市までは急行で一駅です。

古市に着くと、目の前に準急が停まっていて、駅の案内板を見ると、「当麻寺」にも停車するとのこと、三人は勇んで飛び乗りました。

途中「喜志」という駅に停車し、会社の人がここから来てるよね~、とか話をしていたら、突然、ほっけさんが、「あれ、これ線が違うんじゃない?」というご指摘。

よくよく路線図を見ると、支線である河内長野線に乗り込んでしまったようです。

次の停車駅でいそいそと下車し、反対側のホームに移動する三人組・・・。

いつもながら、この三人組にはこういう笑いがつきまといます。

ふたたび古市に戻り、今度は間違いなく橿原神宮前の普通電車に乗り込み、三駅ほどで目的の「当麻寺」駅に。

「当麻寺」駅はPiTaPa仕様になっているものの、とっても小さいローカル駅でした。

そこから古びた町並みと新興住宅街が向かい合った、細い道をまっすぐに歩くと行き止まりに今日の目的地當麻寺がありました。

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もう少し、立派なお寺を想像していたのですが、案外、奈良らしい、ひなびたお寺です。

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かの五木氏が山門から二上山が望めると書かれた場所で一枚と思ったのですが、結構、電線が目立つのであきらめ、拝観料を払って本堂へと進みます。

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いよいよ、恋焦がれていた?中将姫との対面です。

本堂の右脇にその像はありました。
色彩がはげているせいなのでしょうか?その切れ長の瞳は何か潤っているように見え、少し半開きになった口に紅の色がやたらなまめかしい。
じっと見ていると、なにか立ち去りがたい思いにさせられました。
もちろん、五木氏の書による先行イメージのせいもあると思うのですが、とっても魅力的(魔性?)な像でした。

ひととおり、境内をめぐり、奥の院の東塔と西塔が一度に会するポイントから写真を撮り、門前の喫茶店で館長さんとほっけさんがくるまで休憩タイム。

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館長さんはこの日一杯目のビール。

しばらくして、ほっけさんが到着。

早速、食事処を探しながら、駅の方へと戻ります。

結局、食べれそうなところは見当たらず、唯一、駅前にあった「食事どころ」ののれんに惹かれて、一件の居酒屋さんに。

夜がメインのお店らしく、昼は定食とちょっとした一品のみと言うことでしたので、野菜炒め定食と生ビールを注文。

曇り空で太陽はほとんど見えなかったのですが、水分が出尽くした体にはビールが染み渡ります。

ここでしばらく談笑の後、近鉄電車に乗って、帰宅の途につきました

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コメント 2

ミモパワ

おいで、おいで
そのまま乗ってれば、ここ富田林に着くよ~
ヒュードロドロドロ♪
by ミモパワ (2010-09-22 21:09) 

tora

ミモさん、
あれ?どっかで見てたの?
大きな声では言えませんが、うちら引き返したのは富田林。

反対側のホームにあがって来た電車に乗ったら、間違って
乗った電車がまだ停車中で、中の人が目を丸くしてこちらを
見てました・・・。
by tora (2010-09-24 07:18) 

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