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護身と合気道 [合気道]

たまに「合気道ってどういう武道なんですか?」とたずねられることがある。

実際、自分もよくわかっていないもんだし、説明するのも面倒なので「まぁ、護身術のようなもんですかね」なんて答えてしまうが、はっきり言って、高段者の方はともかく、うちらのようなぺーぺーには合気道を使って護身をするなんてのは無理。

究極の護身は危ない場に近寄らないこと、逃げることだと思っている。

たとえば、不幸にも喧嘩やいざこざに巻き込まれても、やっぱり修羅場をくぐってる人とそうでない人では、天と地の差はあるものだし、そういう人にはどうあがいても武道を習ったくらいでは太刀打ちできないだろう。

実は僕は出戻り組で、大学卒業したての頃に一度、合気道の門戸を叩いたことがある。
非力な自分でも武道を習えば、仮に喧嘩とかになってもなんとかなるかもしれない、っと。特に合気道は相手の力を利用するのだから非力でもなんとかなるし、人を殴ったり蹴ったりするのは好きではない、柔道や剣道は小さい頃からやってる人が多いので、つまらんだろうという、まぁ、不謹慎な理由で合気道を選んだのである。

ま、そんな不純な動機だから、稽古で力持ちのおじさんにつかまれると、にっちもさっちもいかないし、こんなはずではないのにと思うのも時間の問題だった。

そう思うとつまらなくなってしまって、およそ半年ほどで足を向けなくなってしまった。

それからおよそ十数年が過ぎて、ふとしたきっかけで、もういちど門戸をくぐったのである。

その時は精神的にすごく落ち込むことがあって、そういう自分がいやでいやでたまらなくて、自分の精神を鍛えたいというか、鍛えることができるのではないかと再び始めることにしたのである。

それが、先日のエントリーにも書いたように17年目に突入し、今のところやめる気配もなく、生活の一部となっている。

よくよく考えてみると、最初の動機は対象相手が他人だったが、再開の動機は自分自身。

これがよかったのかもしれないとここにきて思っている。

少しタイトルからはずれたような気もするが、まぁ、よしとしよう。

メリケンパーク

神戸・メリケンパーク SONY α7 & C-summicron 40mm f2
(写真も内容とはまったく無関係だが、まぁ、よしとしよう・・・笑)

当初の予定では、武道をそこそこ経験しても護身なんて夢のまた夢。
それなのに、ネットなんかを見ていると、護身をテーマにしたセミナーなんかを開催しているサイトを目にすることがある。
日本伝統の武道を元にしたものもあれば、海外からの輸入ものもある。
中にはなにやら怪しげなものも多く含まれているようだ。だけど、ちょっとやそっとの付け刃的な稽古、トレーニングで自分の身を守ることなんて、まず、不可能。
そういうことを期待してセミナーにお金を払って参加するってのは疑問符がつく。
ま、もちろん、なかにはまともなものもあるのだろうけど。
そういうこと言いたかったわけ。

先日、Twitterを見ていて、合気道経験15年、師範代、多数の大学とかで指導してきた、という方の動画の話が取り上げられていた。しかも動画視聴に結構なお金をとっている。

いや、彼が天才であれば、そういうこともあるだろうけど、ま、運動神経は普通の人には負けない、クラブに入っている人には適わないけど、専門的にやったことのない人の中ではそこそこのレベルでやってきたという自負のある、自分ですら、17年やってもやっと入り口にたったという気持ちが強いのが正直なところ。

経歴ではどこに所属とか、段位とか、どういう大学を指導してきたのかということは一切書かれていない(自分がよう見つけなかったのかもしれないけど)。

所属道場の師範とか、彼の行為を知っているのかな?とさへ疑問が残る。

要するに、そういうのってどうなのかな~?って思ったのである。

ま、彼の動画を見たわけでもなく、詳しい事情も知らないし、人は人それぞれなので、これ以上はあまりにも蛇足。

この辺で終わりにしよう。
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