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内定取消騒動。 [ちょっと一言]

今、ちまたで話題の「日本テレビと女子大生」の就職内定にかかる騒動を考えてみた。

日本テレビ側の内定取消は彼女がかつて銀座のクラブのホステスとしてアルバイトしていたことが「アナウンサーに求められる清廉性にふさわしくない」というのが理由とのこと。

ま、普通に考えたら、日本テレビの敗訴。

内定取消の理由が「公序良俗」をものさしにしてみてみると、非常に曖昧であるし、そこには男女雇用機会均等法、職業差別の問題など様々なことをはらんでいる。

中にはそこで働いていたということを応募の段階で知らさなかったことがいけないという言い方をしている人もいるが、学生時代のアルバイトをいちいち履歴書に書いてる人なんて、長い間、総務をさせてもらっているけど、はっきり言っておらん。

逆に百歩譲って、ホステスのアルバイトは清廉性にふさわしくないというなら、そこに通う人間もふさわしくないのでは?と思う。

もともとそういうサービスを受ける輩がいなければ、そういう職業は成り立たないからである。

ということは男性アナウンサーでそういう場所に通っている者がいるとするなら、清廉性に欠けるということになるのではあるまいか?

しかし、彼女が勝訴して、内定取消の取消となったとしても、いったん、社員になってしまえば会社の指示を受けなければならなくなる。

希望しない職種につかせて、それこそ服務規程違反という理由で退職させるという風にもっていかれる可能性もある。

それも「茨の道」だろうな。(それは履歴書に記載する必要もあるし)

だけど、そもそも労働契約とは「使用者と労働者が対等な立場で・・・云々」と基準法には書かれているが、対等な立場なんてありえない。絶対に会社の方が有利。ま、いわゆるできる社員の方々は、そんなのは自業自得だとか言うだろうけどね。

いずれにしても裁判所がどういう見解を示すか、労務担当としては非常に興味深いものがある。

旧居留地

神戸・旧居留地 SONY α7 & C-summicron 40mm f2

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