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邦人人質。 [ちょっと一言]

イスラム教過激派組織に拘束されているとみられる、邦人二人に対して、72時間以内に身代金を支払わなければ殺害するという警告ビデオがインターネット上に公開されたようだ。

一人は自称民間軍事会社のトップとか、もう一人はフリージャーナリストの方。

ネット上では彼らについて、いろいろと書かれているのでここでは省略させていただくが、フリージャーナリストの方はともかく民間軍事会社ってなんやねん?っていうのが正直なところ。

もう、ずいぶん昔の話になってしまったが、イラクで人質となったボランティア三人のことを思い出す。

あの出来事から自己責任という言葉が流行りだしたのではなかったか。

ジャーナリストとしての使命、気持ちはよくわかるし、彼らのような発信者がいないと、真実が見えないのも事実だ。

しかし、こうなってしまっては元も子もない。

ましてや軍事会社の方は自業自得の気がして仕方ないのである。

かつて、ダッカ日航機ハイジャック事件、クアラルンプール事件において、三木、福田両総理が身代金を払い、拘留中の釈放要求のあったものを超法規処置として釈放した。

要するに要求を飲めば、テロリストに活動資金を与えるばかりでなく、同じことが繰り返される。

佐々淳行氏の著書「私を通り過ぎた政治家たち」の中でも

【時代を少し遡ることになるが、一九七五年(昭和五十年)八月、日本赤軍クアラルンプール米国大使館占拠事件のときの総理は、リベラル派で理想主義者の三木武夫氏だ。「人命は地球より重い」といって赤軍テロリストの恫喝に屈し、獄中の七人を「超法規釈放」した。 また、このとき副総理だった福田赳夫氏が総理になっていた一九七七年(昭和五十二年)九月、ダッカハイジャック事件が発生した。福田氏も、三木前総理の「人命は地球より重い」というセリフを使って、またもや服役中の獄中犯を超法規釈放したのだ。 しかも「盗人に追い銭」のことわざどおりに、六〇〇万ドルの身代金まで渡してテロリストを解き放ち、国際的な批判と嘲笑を買ったのだ。】

とある。

狸谷山不動明院

狸谷山不動院 Sony WX300

まぁ、私は当事者ではないので、どうこう言う資格はないが、おそらく、今回、日本政府は身代金を支払わないだろう。
このビデオが本当のものであれば、彼らは殺害されるに違いない。
人質になった彼らも、まさか、いざとなったら日本政府が助けてくれるなんて思って、危険な地域には行っていないだろう。
たまたま事件に遭遇したのと、自らの意思で危険地帯に足を踏み入れたのではわけが違う。

とどのつまり、危険なところには行くな!ということ、それが護身の極意だと思う。

だけど、共産党、社民党あたりが、また、わーわー言うんだろうな、きっと。
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Neoribates

御意.
果たして値切り交渉して払ってしまうのか.
でも,それやったら終わりですよね.
泥沼に足を入れることになる.
by Neoribates (2015-01-21 23:54) 

tora

Neoribatesさん、
安倍さんは中東各国に協力を求めているとの話らしいですが、中東各国に協力してなんとかなるなら、そもそもあのテロ組織は存在してないと思うのです。
命は何ものにもかえがたい、だけど、今後の犠牲となる人をひとりでも少なくするために、ここはお二人に犠牲になってもらいましょう、という心情は日本人には受け入れがたいものがありますが、ここは連鎖を断ち切る決断をせざるをえない、と思います。

それが嫌なら行くな、というのが僕の基本的発想です。

by tora (2015-01-22 07:15) 

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