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印鑑とPDF [日記]

会社でのある出来事。

他部署の人間から大量に宛先の違う書類を作成して、PDFで送りたい。
一枚、一枚プリントアウトして社印(印鑑登録したものではない)を押して、スキャナでPDF化するのが面倒だから、社印を紙に押して、その印影をスキャナで取り組んで画像化して使いたいのだがと、依頼があった。

たとえ、印鑑登録をしていなくても社印は社印である。
果たしてJpeg化しての使用を認めてもいいのだろうか。

逆にそのような書類が正式な文書として認められるのだろうか?

PDFを配布し、それに印鑑を押すのなら書類として認められるような気がするが、印影画像を果たして印として使って認められるのだろうか?

また、画像であれば配布も自由になってしまい、意としない書類にまで使われてしまう恐れはないのだろうか?

そういうことを考えて、自分はその依頼はお断りした。

その方が言うには、紙媒体で印を押してもそれをスキャナで取り込まれたら一緒とちゃいますの?という。

確かにそうだ。

だけど、その書類が正式な書類となるかは別ではないだろうか?

そういう疑問をfacebookで投げかけてみたら、某世界的ソフト会社?の方から「そのために電子署名があるんですよ」とご指摘いただいたのである。

つまりPDFを正式な書類として認めるか否かは、電子署名の有無がどうか、ということなのだろう。

逆をいうと電子署名がないPDFは正式書類とは呼べないというのがグローバルな考え方なんだろうな。

鴨川

鴨川 SONY RX100M4

厄介なのはお互いがそれを正式な書類と認識すると、実務上はなにも問題とならないということだ。

だけど、リスクがまったくないというわけではない。要はそれを企業が許容できるかどうか。

そして、印鑑文化は世界的にはあまり認められていないとも聞く。確かにサインしているのはみるけど、印を押すと言うのはあまり目にしない。

最近は平気でシャチハタ押してくる書類もある。

時代が変わったというよりも押印することの意味を理解できていない人が増えただけじゃないのか?

とアナログを引きずっているおじさんは思うのであった。

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