理不尽。

理不尽とは、道理をつくさないこと。道理に合わないこと。また、そのさま。

世の中には理不尽なことが数多くある。
社会に出て、自分の主義、主張を貫こうとしても、多くのしがらみに挫折せざるを得ないことも多々経験してきた。

そこにはいつも強者の論理が付き纏う。

かのお隣の大国が、尖閣諸島漁船衝突事故を引き起こした船長の無条件釈放を求めて、レアアースと呼ばれる、物質の対日禁輸を対抗処置として始めたそうだ。

「毎日jp」によると、

レアアースとは、生産・流通量の少ないレアメタル（希少金属）のうち、性質が似た１７元素の総称で、他金属と混ぜると磁力が強まったり、耐熱性が高まる特性があり、ハイブリッド車やパソコン、デジタルカメラなどハイテク製品の部品に不可欠なもの。産地が偏在しており、中国が世界生産量の９割超を占めている。

とのこと。

つまり、日本の輸出主要品目に必要な物質の供給を止めることで、圧力をかけてきているのだ。

もちろん、世界的な影響を考えてか、中国政府はこの報道を否定はしているが、二枚舌の中国政府のこと、それすら本当のこととは考えにくい。

現在の中国の発展に日本が大きく寄与していることは紛れもない事実だと思うが、過去の恩など彼らには通用しないのだろう。

こうなると核を掲げて、自分の主張を通すあの国となんら変わりはないと思う。

尖閣諸島は、沖縄とともに日本に返還された歴史を持つという。
この周辺で地下資源があると知るや、見向きもしていなかった隣国が、うちの領土と言い出してきたという話。

挙句の果ては、中国残留化学兵器の除去のため、調査していた日本人を拘束したとの報道もある。

（10/24 AM9:50追記：この件に関してはこの調査にあたった日本人が正式な届出等を行っていなかったという
報道もあります。そうなると拘束は致し方なしかもしれません。）

いわゆる日本で現在取り調べ中の船長に対する人質みたいなものだ。

こうなると、どこかのテロ組織とやることは変わらない。

しかもやっかいなことにこういう類の人種には道理をわきまえようとする気持ちがこれっぽっちもなく、自分の主義、主張を貫くためには、なりふりかまわぬ対応をしてくるということだ。

日本政府には毅然とした対応を願うばかりだが、現時点で何の発言もない。
声高に発言を繰り返していると、間違っていてもそれが真実になることもある。
現時点では大きく後手に回っているといわざるをえない。

しかし、なんだね。個人的にはかの大国の方とは友達になりたいとは思わないな。

願わくば、日本の製造業は、知恵と努力で、そんな物質がなくてもやっていけるんだという気概を見せてほしいものだ。

まぁ、一番、あの国に頼っている繊維業界の者が言うのも何なんだけど・・・。


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