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忘備録「定期の精算について」 [ちょっと一言]

世の中は日々進化し、システム、ツールをもってしても一昔前とは雲泥の差である。

趣味のカメラの世界においても、ここ十年くらいで驚くほどの進化をとげているのではないだろうか?

もちろん、そこに昔から変わらないものを選ぶという選択肢は残ってはいるものの、便利なものを使いたいという心情は誰もが同じ。

若干、こじつけの感はあるが、ここ数年で目覚しい進化を遂げているのが、電車等公共交通機関を利用する場合の乗車券ではないだろうか?

先日、私鉄、JRの各カードで他社線も利用できるというシステムの変更が行われたという。

ちょうど、自分が住んでいた千里ニュータウン、歩いてすぐそこにあったのが阪急の北千里駅である。NHKのプロジェクトXでも紹介されていたが、日本で初めての自動改札機を導入した駅である。

あれからずいぶんと長い時間が過ぎたような気がするが、まだ、半世紀も過ぎていない。切符はラガールカードを代表するプリペイド式カードに変わり、いまやプリペイドはもちろんクレジットで精算できるカードもお目見えしている。

さて、そんな便利なカードなのであるが、実はこれが総務担当泣かせの代物であることに最近気づくことがあった。

通勤といえば今までは定期券というものがあった。
目に見えるものとしてあったわけだ。

ところがPiTaPaなんかのカードに変わり、その使用について目が行き届かなくなっているのも事実である。
このようなカードでも、阪急、南海、泉北高速鉄道などのカードはIC定期券として券面にその内容が記載されるが、大阪市営地下鉄や大阪モノレールのように自分で区間を指定するというものもある。

定期券があるということで、その利用者が自宅から会社までどのような交通手段で通勤しているというのが一目瞭然だったのが、区間指定の場合はそれが表にでてこない。

つまり、住居の変更をしていたとしても、わからないわけである。
それを防止する手段としては利用状況のプリントアウトしたものを提出させるということをしている会社もあるようだが、うちはしていない。
それについてうちもそうしたらと上申したが、却下された。

それともうひとつ、これは最近知ったことだが、今までは退職した場合、精算のできる定期券は各自で精算して返金してもらっていた。通常、発行元によって精算方法は変わってくるが、だいたいの場合、一ヶ月以上の残があれば多少なりとも返金されてきたのである。

先日のケースはICOCAの定期券だった。
後、ひと月半残っていたので精算すれば数千円は返ってくるはずだったのだが、(実際に同様に解約した大阪市営地下鉄の定期券は返金された)ICOCAの場合、
それまでの使用料金が、定期券購入代金と比べて多いか少ないかで返金額が決まるようである。

今回の場合は今までの利用金額が定期購入代金を上回っていたため返金はないという答えが返ってきた。

その結果、会社としてその精算をどうするか?という問題がでてきたのである。
退職者が他のものと比べて利益を享受しないようにするには、定期券を返却してもらうという手があるが、カード形式だといろいろと問題もある。
返金できない定期を返却してもらっても致し方ないというのが正直なところ。

じゃ、単純に日割り精算していいのか?となると、自分が退職者なら、お金をとられるくらいなら定期券を返却しますという風になるのが自然。だって、会社に通わなくなるんだから利用回数はあきらかに減るのに、その代金を自己負担せねばならないのだから。

でも、会社としてはカードを返してもらっても厄介なだけである。

もちろん、使用状況が頻繁に利用したため利用額を超えたというなら、本人のプライベートに使われたのだから、ある意味、精算返金はやむなしということだろう。

うちも上長といろいろと相談した結果、そういう結論になった。

しかし、個人的にはなにか釈然としないものがあったので、少し、今回のケースをもとに計算してみると。

片道の切符の金額は170円である。利用金額は24,440円、定期券代は24,190円である。このため返金はなし。

では、プライベートでどれだけ利用したのか?という話なので、24,440円を340円で割ると約72回となる。
今回の場合は、6ヶ月定期で残りが1ヶ月半だったので、72回を4.5で割ると月平均がでてくるはず。

答えは16日である。

つまり、毎日、通勤していてもこれくらいの数字にはなるということだ。
したがって、ここにプライベートが入り込む余地はないわけである。

ということは、定期券代返金の前提となる、プライベートで使いすぎたから云々という基準が否定されてしまったことになる。

さてさて、どうしたもんだろうか・・・ね。

そもそもこのJRの精算方法にもなんだかな~という気持ちになるのも自然ではないだろうか?

(追記)手前勝手な意見を述べましたが、そもそもJRの定期の設定金額がとてつもなく安いということもあるようです。私鉄、地下鉄がおよそ17~18日計算のところ、JRは11~12日計算でした。

京都市美術館

京都市美術館 Leica X2

ちなみに今回の件について、JRの定期券売場(みどりの窓口)に問い合わせしようとしたところ、各駅の電話番号は公開されていなかった。そこでお問い合わせセンターに問い合わせたところ、こみいった条件の場合は各駅で確認してくださいという。では、その電話番号を教えてくれといったら、それはできないと答えられた。ということは何か?JRが公開していない情報を聞くために利用者が運賃を払ってわざわざ出向かないといけないということか?と言うと、そうだと言われ、瞬間湯沸かし器のスイッチが入ってしまったことを付け加えておきましょう(笑)
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ミモパワ

ほんとに、どっち向いて仕事されてるんでしょうね…


by ミモパワ (2013-04-01 17:38) 

ろばーと

読んだだけで私の瞬間湯沸かし器に火が付きました(笑)
by ろばーと (2013-04-01 18:08) 

tora

ミモさん、
まぁ、電話口に出られたのはオペレーターの女性で、おそらく、マニュアル
通りのお答えしか用意されていなかったのでしょう。
その女性に、こういうのって逆の立場だったらどう感じられます?って
聞いたのですが、「個人の考えは言うことはできません」と言われました。
うちら機械と話しているんじゃないんだから、「そうですね~お気持ちはよく
わかりますが、現在のシステムではこうお答えするしかないんです。今後、
改善を行ってまいりますので・・・」と言えば、こっちの気も収まるところ
なんですがね。

by tora (2013-04-02 06:56) 

tora

ろばーとさん、
ははは!温厚なろばーとさんもスイッチが入りましたか(笑)
こういう少しのことでも思いやりちゅうか、相手の気持ちを考えれば
と思うんですけどね。

と言いながら、きれた自分もあれだったんですが・・・。

最後はちゃんと失礼な物言いすみませんでした。と言っておきましたけど。
まぁ、口調はともかく・・・^^;
by tora (2013-04-02 06:59) 

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