大阪国際女子マラソン。 [マラソン]
北京五輪代表選考をかねた大阪国際女子マラソンが日曜日に行われた。結果はイギリスのマーラ・ヤマウチさんが優勝、森本友さんが2位に入り、一躍、五輪代表候補に。
戦前、マスコミにも注目されていたマラソン初挑戦の福士加代子さんは、前半こそ2位以下に数百メートルの差を開けて独走態勢だったけれど、30km付近より失速。最後は足のけいれんなどによる数回の転倒の末、ゴールした。
日本においてのトラック長距離でダントツだった、福士さんの結果は、マラソンとトラックとはやはり違うんだということを目の当たりにしたような気がする。
このようなハイレベルでのマラソンを経験したことがない自分が言うのもなんだが、一般市民ランナーの間でも30km過ぎの壁は完走するためのひとつの山だと思う。
僕が数回、参加していた篠山マラソンは、今でこそコース変更となっているが、かつては30kmあたりに飛曽山峠という難関が、完走目的のランナーを苦しめた。35kmの道路封鎖関門の時間が厳しいこともあって、多くの市民ランナーがここで涙をのんだのである。
初マラソンを走る際、35kmの壁をどう打ち破るか?がひとつのテーマでもあった。やることはひとつ、長い距離を走りこむこと。約9ヶ月前から準備をはじめ、直前3ヶ月には20kmを週に2回はこなすようにしていた。
その甲斐あってか、初マラソンでサブフォーを達成できたが、途中、歩いてしまうこともあった。
自己最高記録である3時間41分で走った時は、約1ヶ月前に与論マラソンに参加して4時間半で苦しみながらもなんとか完走。それがトレーニングの一環として功を奏したと考えている。
福士さんは事前のトレーニングで40kmを走ることはなかったと聞いた。ハイレベルな大会だけに、さすがの彼女も準備不足は否めない。また、トラックの走りとマラソンの走りは似て非なるものでもある。
もし、彼女がこれに懲りず、再度、マラソンを走る機会を持とうとするのなら、マラソンのトレーニングを充分して、参加して欲しい。それが、マラソンを中心に活動している選手に対しての礼儀だ。
一方、彼女は、実力、人気ともにある選手なのだから、ぜひ、来年、なにわ路で喜びの笑顔を振りまいてほしいとも思う。
この結果、北京で高橋尚子選手の勇姿を見たいと応援している者としては、ちょっと一安心。Qちゃんの名古屋での走りに期待したい!!
あ!その前に自分の篠山マラソンがあったっけ・・・。
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