あれから一年・・・。

昨年の今頃・・・。
某厚生労働大臣の大号令？で、水際でくいとめる！と大騒ぎに騒いだインフルエンザ騒動。

喉元過ぎればではないけれど、あの騒ぎはいったい何だったんだと思ってしまうくらいに日本全国がマスク、マスク、マスクでした。

高校のクラブの試合で一気に拡散した印象が強かったこともあって、教育現場では相当混乱が続いていましたね。

インフルエンザ自体が大したことがなかったので、いまや笑い話になっているけど、あれが本当に脅威なウィルスだったら・・・、あるいは人を介して突然変異でもしていたら・・・と思うとあの対応もやむをえなかったのかもしれません。

だけど、ちょっと騒ぎすぎの感もありました。

備えあれば憂いなしとは言うものの、過ぎたるは及ばざるがごとしということも。

やはり一般庶民と違って、情報を知り得る政府としては、もうちょっと対応の仕方もあったようにも思います。

映画のワンシーンを見るような某厚生労働大臣の記者会見は、その最中であっても私には違和感がありました。

ちょっと前の産経新聞の夕刊に、当時を振り返って教師の方が、体育祭や文化祭、そして修学旅行と、学生にとってはその時代の思い出となるイベントを中止するのはやはりつらかったと。また、中止しないならしないで、マスコミの取材で「責任とれるのか！」糾弾されたことをコメントされていました。

あの騒ぎ方も、マスクが街角から消えたことも、マスコミが正義を大上段にふりかざすのも、そして騒ぎが過ぎたあとの静けさも、日本人らしいなと思った次第です。

あれから一年、今年は宮崎に端を発した口蹄疫が話題となっています。
宮崎県や酪農家の方には申し訳ないのですが、ブランド牛は高嶺の花、最近は肉を食べていない（食べれない？）自分は、なにか対岸の火事という風な目で見てしまっています。



ひっそりと再びその時を待つ消毒液？