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神の瞳というレンズ。 [写真]

以前にも書いた記憶があるが、僕の中でCONTAXと言えば京セラである。
憧れだったT2をバブル全盛期に購入し、なおかつ平成の世になって発売当時恋焦がれていたG1を手にした。

その後、CONTAX GのレンズはPlanar45mmに始まり、Biogon28mm、そして、Sonnar90mmと増殖し、これで一応、Gシリーズは僕の中で完結したかに思えた。

Gシリーズの単焦点レンズはこの他にPlanar35mm、Biogon21mmなどがあり、それらも高評価を得ている。

それにもまして、Gシリーズにはもうひとつ孤高ともいえるレンズがある。

ネット上では「神の瞳」と称する方もいるぐらい、かつてはContarex用、Leica用として販売されていた、伝説のレンズ。

Hologon 16mm f8である。
(ちなみにかつてのレンズは15mmだったそうな・・・)

話は変わるが、基本的に自分はノーマル派である。
バイクもそうだが、ノーマルにはノーマルの味わいがあると信じている。
もちろん、自分に合うように細かく改造している方を否定するつもりもなく、それはそれで正しいことだと思っているが、どこかの暴走族まがいの改造バイクを見るにつけ、バイクがかわいそうだと思うことも多い。

実はこのGシリーズのレンズはいろんな方から高評価を得るあまり、LeicaのLマウント、Mマウントに改造してくれる方がいらっしゃると聞く。

京セラがカメラ事業から撤退し、修理可能期間を過ぎた製品が続出する中、特殊なGマウントレンズがボディが壊れてしまえば、このような形でレンズだけでも残される可能性があることには大変意味があると感じている。

が、しかし、良質なレンズが続々とマウント変更され、肝心のGシリーズで使えなくなるという危機感もあった。ノーマル派の自分としては尚更、その思いが強く、心のどこかで焦燥感すらあったのである。

そんな中、某オークションで相場よりずいぶん安いと思われる物が出品されていた。

一度は見送ったものの、誰かが入札しているのを知ると、いてもたってもいられなくなってしまい、入札。

そして、昨日、我が家に「神の瞳」が送られてきた。

思いのほか、小ぶりなレンズ。

早速、試写ということで督助さんにお願いして神戸の街へと繰り出したのであった。

願わくば、自分の指が写っていないことを祈る。

RIMG0027.JPG
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コメント 4

督助

Yasuさんのブログかと最初は錯覚しましたである。
昨日はホロゴン試写会に参加させていただいて光栄至極であります。
電車酔いにはエビスビールが効くんですね。覚えておきます~!

by 督助 (2010-09-06 12:51) 

tora

督助さん、
実は帰りの電車もやばかった・・・。
体調いまいちだったんかなぁ~~~。冷や汗かきまくりでした。

それにしてもビールご馳走様でした(^^
by tora (2010-09-06 14:16) 

Kenclip

toraさん、こんばんは。
神の瞳、逝っちゃいましたか!
私もこのレンズには憧れましたが、使いこなせそうにないので諦めました。
私はMマウントの21ミリあたりを狙います。
by Kenclip (2010-09-06 21:16) 

tora

Kenclipさん、
Biogonを買った時、いつか、こうなるのは予測していたかのように、
いっちゃいました。
28mm、16mmときたので、たぶん、21mmはいかないでしょ。
同様の理由で35mmも。

これでGシリーズは完結しました。

Mマウントの21mmにも伝説のレンズありましたよね~~(笑)
by tora (2010-09-07 06:56) 

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