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ラポール。 Fujifilm X-E1 & Summaron 3.5cm f3.5 [日記]

Wikipediaによると、ラポールとは、

"臨床心理学の用語でセラピストとクライアントの間の心的状態を表す"

とある。

数年前にコーチングの学校へ通っていたことがある。
その時によく耳にした言葉がこの「ラポール」

要するにコーチとクライアントとの間に、相互に信頼しあう、感情の交流ができている状態で、お互いに「聞く耳」を持っている状態ということになる。

「聞く耳」を持っている、持っていないという言葉は、たとえば「あいつは聞く耳を持っていない」と言った感じで、話し手が一方的に相手を評価する際に使う言葉ではあるが、要は相手がこちらの話を受け入れて、理解して納得するというためには、それ以前の二人の心にそれができるための関係ができていないといけないということだ。

そういう関係が成立していないのに、いわゆる力のある者が一方的に話をしても、相手は理解も納得もしてくれないし、たとえ、その場は納得してもわだかまりができてしまうことになる。

これが後々に大きな問題となる場合も往々としてあると思う。

特に会社のような組織の中で、いわゆる上司の指示、命令は絶対的なものがあるのは理解できるが、結局のところ、やらせるで終わってしまえば意味がない。
進んでやってくれるような状態に持っていく必要がある。

そのためにも、知識、経験が豊富なものが、それがまだまだ未熟な人に対して、同じ目線、その場所まで下りていく必要があると思うのだ。

ただ、頭ごなしに言うことがいい方向に向かうケースは極めて稀、いや、皆無といってもいいのではないだろうか?

自分も含めて、上司という立場にある者、先輩という立場にある者は、部下、後輩とのラポールを作り上げるために努力しなければならないと思う。
これは部下、後輩から作ってもらうものではなく、やはり、上司、先輩から作るべきものだ。


東寺


東寺 Fujifilm X-E1 & Summaron 3.5cm f3.5
F1b/Studio Portrait Smooth Skin Tone(Astia)

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