年賀状。

ここ数年、年賀状はフジフィルムのサイトからポストカードを頼んでいる。
もちろん、写真入りのポストカード。

SNSやインターネット、メールが当たり前の世の中でも、僕は年賀状だけは大切にしたい日本の文化だと思っている。

年に一度は自筆で相手にメッセージを送る、それを読んだ相手が、あ～、あいつは相変わらず昔と変わらぬ同じ字を書いているな。元気にしてるだろうか？と少しでも思ってくれれば嬉しいことこの上ない。

宛名も手書き。

一字一字、相手のことを思い心をこめて書く。

そういう気持ちを大切にしたい。

当然ながら、写真入といっても空きスペースにひとことメッセージを付け加える。

本当なら写真だけにして、部屋の片隅にでも飾ってほしいな、と思う気持ちもあるけれど、やはり、メッセージは欠くことはできない。

今年も過去に撮った写真から一枚選んで、申し込んだ。

いつも引き取りをしている近所の写真屋さんに受取にいった。

看板娘のかわいいお姉さんに「いつもありがとうございます」と言われて「いや、最近は年に一度ですけど・・・」と。

そう、最近、フィルムで撮っていない。正直言うと家にフィルムはけっこうある。
フィルムで撮りたい気持ちはやまやまなのだが、いかんせん、懐具合で現像、プリントが厳しい状況なのである。

まして、このお店の利益に貢献するためには、プリントまでお願いしないと意味がない。

本音を言うと、それなりの画質で画像化してもらえたら、それで僕は満足なのだけど。

逆に自分で画像化するのもいいが、結構、手間がかかって、めんどくさい。

それに、僕は銀塩信者ではないが、やはりフィルムで撮った写真は趣きがあるように思う。

来年は月に一度くらいはフィルムで撮影したいものだな。

渡月橋より桂川をのずむ。
Fujifilm X-E1 & XF23mm f1.4R

しかし、過去の写真を使っていると、ひょっとしてこれってすでに使ったものじゃないかな？と言う不安があったりする（笑）
そして難点は寒い時期は部屋に引きこもっているため、正月にふさわしい写真が少ないことだ。