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自己啓発。 [ちょっと一言]

テレビをつけるとノーベル賞の話題。
ノベール賞受賞という話が持ち上がった時は、中村教授の話題で持ちきりだったが、ここにきて名古屋大学教授天野氏がブラウン管(あ!うちはまだブラウン管テレビです)を賑わしているようだ。

富や名声には興味はなさげで、謙虚、傲慢さのみえないお人柄は、これぞ研究者という感じがしてとても好感が持てる。
実際はどうかは存じ上げないが、その反面、愚直な頑固さももたれているような気もする。
そういうものがなければ、こつこつと研究を積み上げていくことなど不可能ではないだろうか?

その一方で、僕は中村教授をあまり好ましくは思っていない。

いや、研究者、発明者としては素晴らしい業績を残されているのは、尊敬に値するとは思うが、一緒に仕事をしたいとは思わない。

とはいえ、これはマスコミから得た印象であって、当のご本人は人間味のあふれた方なのかもしれないが。

天野教授を日本特有の農耕民族型ととらえるなら、中村教授は狩猟民族型だろう。
とても野心にあふれた方だと想像する。

ただ、日亜化学工業とのやりとりは「?」を禁じえない。

いや、彼のやり方に賛同し、賞賛の声をあげる人々もたくさんいらっしゃるが、個人的にあれはないよな、と思ってしまうのである。

それは僕が理系人間ではなく、文系人間だからかもしれないが。

「もし、仮に、~だったとしたら」というのは、あくまで仮定の話に過ぎないので、信頼性はまったくないに等しいのだが、

「もし、最初から個人でやってたら・・・」
「仮に青色LEDが発明できなかったら・・・」

検索してみると下記のようなまとめが出ていた「ノーベル賞中村修二氏についての嘘と誤解」

http://matome.naver.jp/odai/2141276973674168701

これを全て真実と飲み込むのはよくないだろうが、まぁ、こういうことなんだろうな、とは思うし、以前から感じていた違和感はここにあるんだろうとも思う。

だから、彼が日亜化学側に和解の面会を申し入れた際に日亜化学側が「歴代社長や会社への深い感謝を公の場で述べておられ、弊社といたしましては、それで十分」と答えたと聞いたときは、あっぱれ日亜化学!!とすら思ってしまったのである。

もちろん「判官びいき」のせいもある。ねたみひがみも少しあるかもしれない(笑)

おっと、今日のエントリーはそういう話題ではなく・・・(笑)自己啓発についてであった。

自己啓発のために資格取得をするサラリーマンの方も多いと思う。もちろん、企業側からなにかしらの支援があって、挑戦されている方も多いだろう。
その資格がなければ業務が成り立たないという場合など、会社で規程に基づき、費用が支給されるという場合も往々にしてあると思う。
そうは言っても、ま、多くの企業は、最低限、そのために早退とかが必要な場合に認めてあげるとかそういうレベルではないか。

先日、休日開催の某資格試験を受験したとして、休日出勤の届を出している方がいるとの話題を耳にした。

それを聞いて僕はちょっと頭をひねってしまった。

仮にそれを認めるなら、試験受験は業務ということになる。
となれば時と場合によっては時間外手当、割増賃金を払わなければならない。
もちろん、会社を終えてから学校に通っているとしたら、それも対象になるだろう。
それが筋というもんだ。

逆に言うと、会社はそこまで腹をくくっているのか?ということだ。

個人負担で資格を取得して、会社に貢献してはじめて、会社はそれにみあった報酬を払えばいいと思う。

自己啓発とはそういうものだと僕は思う。

嵐山

嵐山
Fujifilm X-E1 & XF23mm f1.4R

レベルの違いはおおいにあれど、中村教授と日亜化学のことから、そういうことを考えてしまった。

天野教授はいただいた賞金のうち、必要なものにつかったら残りは大学に寄付するそうだ。

格好いいな~と心から思う。
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