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広島、長崎、そして終戦の詔勅 [日記]

数日前ではあるが、いわゆる「玉音放送」の原盤が公開された、と話題になっていた。

広島、長崎のみならず、沖縄、また、南方の島々での戦闘等、昭和の大戦での悲惨なできごとは多くの場所でいろいろなことがあったと思う。

広島、長崎は原爆投下により、永くにわたり語り継がれるようになったけれど、歴史のすきまに忘れられてものの中にも覚えておかなければならない出来事も多数あったと考える。

8月6日に広島、8月9日に長崎で原子爆弾が投下され、8月15日に終戦の詔勅が流れた。

「堪へがたきを堪へ、忍びがたきを忍び」の部分がよく知られているあれである。


玉音放送の口語訳全文と音声【終戦の日】 NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2131332556551988801


こちらに口語訳が紹介されている。

今、あらためて読んでみて、憲法9条とか、そういったことはどうでもいい。

日本人が世界に示さなければならないのはこれなんだろうと思った。

「惟フニ今後帝國ノ受クヘキ苦難ハ固ヨリ尋常ニアラス爾臣民ノ衷情モ朕善ク之ヲ知ル然レトモ朕ハ時運ノ趨ク所堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ萬世ノ爲ニ太平ヲ開カムト欲ス
朕ハ茲ニ國體ヲ護持シ得テ忠良ナル爾臣民ノ赤誠ニ信倚シ常ニ爾臣民ト共ニ在リ若シ夫レ情ノ激スル所濫ニ事端ヲ滋クシ或ハ同胞排擠互ニ時局ヲ亂リ爲ニ大道ヲ誤リ信義ヲ世界ニ失フカ如キハ朕最モ之ヲ戒ム」


「互ニ時局ヲ亂リ爲ニ大道ヲ誤リ信義ヲ世界ニ失フカ如キハ朕最モ之ヲ戒ム」

「互いに時勢の成り行きを混乱させ、そのために進むべき正しい道を誤って世界の国々から信頼を失うようなことは、私が最も強く警戒するところである。」

もちろんこれは終戦の意に反して、軍部などがクーデターなどを起こしかねないことを危惧してのお言葉だと思うが、現在の日本にも通じるものはないだろうか?

すなわち、日本は「進むべき正しい道」を歩んでいるのだろうか?「世界の国々(決して、中韓のことではない)からの信頼を失うようなこと」をしていないだろうか?

八坂神社

八坂神社
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自分は自衛隊の存在は必要なものだと考えているし、隣国のあまりに礼を逸した行為に対して憤りすら覚えている。性格的にもやられたらやり返す派である。

そうは言っても同盟国アメリカがいつも正しいとは限らない。

アメリカは自らの「Way of Life」(生活様式)を守るために、原油が安い価格で安定的、継続的に提供されることが必要との認識のもと、湾岸戦争を起こした。

確かに日本においても原油の安価な安定供給は国益にも合っているかもしれない。しかし、これが進むべき正しい道なのか?といわれると「?」もつく。

アメリカ追随も致し方ないと思う一方で、政府には、なしくずしではなく、きちんと正しい道を進むという意思表示もしてもらいたいように思う。
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