書評 「すごい解決 」 [書評]
「すごい解決 ― すぐに使える問題解決カード(32枚)付 ―」
著者 大橋 禅太郎
阪急コミュニケーションズ刊 ISBN: 4484062038
大橋禅太郎さんの著書はこれで2作目。
この本と少し前に出た「すごい会議」というタイトルの本を所蔵しています。
最近、とくに思うことがあります。
それは、思考、決断の仕方や、あるいは大小を問わず、成功、目標達成の方法など、いろいろなことについて、フレームワークに収めることができないだろうかということです。
そうすることで、以前、起きたことと近似の事象が起きた時に、フレームワークにあてはめて思考をめぐらせれば、時間の短縮はもとより、あながち間違った判断はしないのではないだろうかと。
「そんな、いつも同じ物差しで人間は判断していないよ」、「臨機応変な対応が一番!」と言われる方もいらっしゃると思うのですが、結局、いきつくところは自分の価値判断で対応しているのではないでしょうか?その価値判断をフレームワーク化できないだろうか?と思うわけです。
さて、話は横道へ行きましたが、「すごい解決」はそのタイトルの通り、問題
解決のためのフレームワークを紹介している本です。
ずばり、薄っぺらい本で、1,400円もします。
ただし、32枚の問題解決カードが付いてます。
僕のような貧乏人根性の持ち主は、この備え付けのカードを使うのが勿体無くて、なかなか実践に使えません(汗)
ただし、そのノウハウは使えます。(カードもコピーすれば・・・笑)
書かれている内容は、人が問題を解決しようとした時の思考の流れと考えたら、当たり前と言えば、当たり前、誰でもが何気に行っていることなんですが。
問題の把握
現状の分析
解決策の列挙
解決策実行の時期
実行の上でのメリット、デメリットの把握
誰に手助けしてもらうか?
これをある意味、形にしたのが「すごい」と思いました。
この本は買って読むだけでなく、使ってこそ価値がでる本だと思います。
人は絶えず、判断、決断を下して生活しています。
そして、誰もが自分の解決法を知らず知らずのうちに身につけています。
自分のそういったノウハウを形にしてみたら面白いかもしれませんね。
ということでこれも☆5つです。
(☆☆☆☆☆)
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