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書評 「文房具を買いに」 [書評]

「文房具を買いに」

著者 片岡義男 出版社 東京書籍
ISBN: 4487799139

2003年8月に出版された書籍。
片岡義男と言えば、僕が大好きな作家の一人です。
大学時代に友人T君の影響を受けて読み出してから、はまりにはまって、今40冊くらいの彼の著書を所有しています。

以前、角川文庫で彼の作品の大半を出版されていたのですが、最近はどこの書店に行っても置いてなく、持っていないものは「ブックオフ」などの古本屋さんで購入。代表作には「彼のオートバイ彼女の島」「スローなブギにしてくれ」「メインテーマ」などがあります。

さて、この「文房具を買いに」ですが、そのタイトルのとおり、最初から最後まで文房具のことばかり書かれています。氏が撮影したという写真とともに、文房具にまつわるエッセイ集。全編にわたり、彼の文房具に対する思いがやこだわりが滲みでていて片岡義男フリークとしては、なんとなくワクワクしてしまう本です。

道具に対するこだわりって、誰もが無意識のうちに持っているものではないでしょうか?

何の変哲も無いボールペンにしても、インクの出具合、持った時の感触、紙との相性など、自分の理想に近いものと出合った時は、何とも言えず嬉しいものです。

個人的には、いくつか大好きな文房具があります。

モンブランの「マイスターシュテュック」(万年筆・ローラーボール)
ペリカンの「200スケルトン」(万年筆・ボールペン)
モンブラン製のものはどれも所有欲を満たしてくれるもの。まぁ、自己満足の世界ですけど。もちろん書き味は抜群です。ペリカンのものはそれほど高いものではないのですが、万年筆、ボールペンともにインクの出具合や、書いた時の紙の滑り具合など、言う事なしです。

その他、モールスキンの手帳やロディアメモ、スケジュール管理として、「ほぼ日手帳」など使い勝手のよいもの、作りの丁寧なものは使っていて飽きがきません。

ついこないだまでは、デジタルの世界に傾倒しつつあったのですが、ここんところは紙と鉛筆、ボールペンといったアナログ志向が強くなってきています。

そうそう、僕のこだわりは年賀状の住所、ちょっとしたコメントは必ず手書きでするということです。これだけは譲れませんね(笑)


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