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森山大道氏。 [写真]

何度かこのブログでも取り上げたことがある、森山大道氏。
今、通勤の電車の中で、彼の「犬の記憶・終章」(文庫本)を読んでいる。

この間訪れた国立国際美術館において、昨年、写真展が開催され、今回の「コレクションの誘惑」展にも氏の写真が数枚展示されていた。

正直言うと、自分は彼の写真のよさがよくわからない。だけども、なぜか気になって仕方ないのである。

その理由が何なのか、はっきりとはわからないが・・・。

撮られた時代はおそらく自分の知らない時代だし、そんなことはあるはずもないだが、どうも、自分の記憶のすみっこを揺すぶられているような気がしてならない。こないだの夢ではないが、断片的な記憶、忘れてしまったことが大部分なのに、一部分は鮮明に残っているというような・・・、見えそうで見えないもどかしさというか。

また、氏の写真を見ていると、懐かしい思いと同時に、一種、後悔に似たような感情が湧き上がってくるような気になることもある。それが、氏、独特のプリントによるものなのか、氏がよく撮られているモチーフ、被写体によるものなのかはわからない。

氏の写真のイメージは荒れて、言葉は悪いが「汚い」イメージがある。それが故に心に響くものがあるのだとは思うが、どことなく気分が荒んでしまうのも事実だ。

そんな写真とは裏腹に、ビデオや著書でしる森山大道氏はものすごくシャイで優しげな印象を受ける。


写真家の渡辺さとるさんが著書で森山大道氏のオリジナルプリントについて、書かれていた。
「ハーフ版の荒れた画面なのに美しいという言葉しか出てこない」
森山大道氏の美しい写真、一目、見たいと思った。

渡辺さとるさんのコラムに小さな写真が掲載されていた。

http://www.satorw.com/column/co10.html

あああ・・・言葉がない。

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